みなさん、こんにちは。さくらあん(@Sakura_Anne_)です。今回はVader 4 Proを紹介したいと思います。

2024年9月に日本で発売されたVader 4 Proは、非常に人気が高く、品切れが続いていましたが、ようやく手に入れることができました。Vader 4 Proは、以前ご紹介したVader 3 Proの進化版で、さらに驚きの機能が搭載されています。
どの部分が進化し、どんな機能が追加されたのか?今回はVader 3 Proと比較しながら詳しくチェックしてみましょう!
動画版
動画でも紹介しています😊
製品仕様
Vader 4 Pro の製品仕様です。
- Nintendo Switch
- Windows PC
- Android
- iOS
- 有線接続
- Bluetooth接続
- 無線接続(付属のドングルを使用しての2.4GHz帯の接続)
- X-INPUTモード
- D-INPUTモード
800mAh のバッテリーが搭載され、約2時間の充電で、約20時間以上の使用が可能です。
HOMEボタン長押しで、Nintendo Switchのスリープを解除することができます。
これらの製品仕様はすべてVader 3 Pro と同じだね。
内容物
Vader 4 Proの内容物です。
- Vader 4 Pro
- USBドングル
- USB Type-A to C ケーブル
- 取扱説明書
サイズ
Vader 4 Pro のサイズは、(横幅)約15.5cm × (縦幅)約10.5cm × (厚さ)約6.5cm です。
Vader 3 Pro と同じサイズです。
重さ
Vader 4 Pro の重さは約268g。
Vader 3 Pro は約259gなのでVader 4 Pro のほうが少し重たくなっていますね。
Nintendo純正プロコンの重さはプロコン248gです。
進化したところは?
Vader 4 Pro が Vader 3 Pro から進化したところは?
ポーリングレート 1000Hz
Vader 3 Pro から進化したところは……有線接続と無線接続でのポーリングレートが1000Hzになった!というところです。
Vader 3 Pro のポーリングレートは、有線・無線両方とも500Hzでした。Vader 3 Pro は、機能全部盛り!というぐらい高機能なコントローラーなのにポーリングレートは500Hz。
唯一の残念ポイントだったのですが、その残念ポイントがついに進化しました!
スティックテンションの調節
Vader 4 Pro もう一つの進化点は、スティックのテンションが調節できるようになった!というところです!
テンションを調節できるコントローラーといえば、以前レビューしたFlydigi の APEX4ですね!
APEX4は、スティックと十字キーを外し、カバーを外し、付属の工具でスティックの横にあるネジをプラスやマイナス方向に回すことで、スティックのテンションを変更できました!
めちゃくちゃ便利だったのですが、ネジを何回回したかが分かりづらかったんですよね。また、スティックを外して、カバーを開けて……というのがちょっと手間でした。
Vader 4 Proは、このスティックの周りにあるダイヤルを回すだけで、スティックのテンションを変更できるようになりました〜!!
ダイヤルにはメモリがついていて、どの強度に設定しているかが一目でわかります!
スティックのテンションを「MIN」にすると、かなりの柔らかさになります(ブルンブルン)。「MAX」にすると、かなり強めのテンションになります。ダイヤルは、カチカチっとメモリで止まる感じではなく、フリーストップでスムーズに回せる感じです。
ダイヤルでテンションを変更すると、スティックの押し込みボタンの硬さも変わりますね。ダイヤルを真ん中のメモリにしたときの押し込みボタンの硬さに比べて、MINにすると少し柔らかく、MAXにすると少し硬い押し心地になります。
ダイヤルを回すだけで、サクッと変更ができ、現在のテンションが一目でわかる。APEX4で不便だった点がすべて解消されました!! これはめちゃくちゃ嬉しい進化です!
外観・握り心地
外観はこんな感じです。
Vader 3 Pro と比較して、ボタンの配置などは特に違いはありません。
光沢があり、細かいざらざらがある触り心地です。Vader 3 Pro の触り心地は、ツルッとしていて少しマットな素材だったので、正面の素材が変更されていますね。
スティック
Vader 4 Pro イチオシのスティックは、テンションを変更できるのはもちろん! ホールエフェクトスティックが搭載。ドリフトが起きにくく長寿命のスティックです。
また、Vader 3 Pro に比べ、スティックのセンタリングが強化されたとのことです。軸には耐久性が高く、摩耗に強いメタルプロテクトリングが搭載されています。ゴム感が強い素材なので、滑りにくくていいです。スティックの直径は18.2mmです。
ABXYボタン
ABXYボタンはカチカチとマウスのような押し心地の「マイクロスイッチ」。めちゃくちゃ押し心地が良いです。
その下のCZボタンは割り当て可能なボタン。こちらはマイクロスイッチではなく一般的なメンブレンスイッチの押し心地です。少し硬めです。
出っ張りも少ないので、誤って押してしまう心配はなさそうです。Vader 3 Pro と全く同じですね。
ABXYボタンのサイズは9.8mm。CZボタンは少し小さめの9.1mmです。
十字ボタン
十字ボタンはFLYDIGI自社開発による「8方向ハイブリッドDパッド」です。
高品質なシリコンパッドとタクタイルスイッチの組み合わせでカチカチとしっかりクリック感があり、かなり押しやすいです。こちらもVader 3 Proと同じですね。
上部
上部の外観はこんな感じです。
上部もVader 3 Pro と全く同じだね。
LB/RBボタンはカチカチとしっかりクリック感があり押しやすい押し心地です。
LT/RTはトリガー式ですが、背面に「切り替えスイッチ」が搭載されているのでトリガーの押し心地を切り替えることができます。
上部ボタンやトリガーの操作感もVader 3 Pro と特に違いはありません。
背面
背面の外観はこんな感じです。
背面もVader 3 Pro と特に違いはないね。
背面ボタンは4つ搭載されています。押し心地は前面のCZボタンと同じ押し心地で少し硬めのメンブレンスイッチですね。
グリップ
グリップはこんな感じです。
Vader 3 Pro とくらべると、Vader 4 Pro のほうが、ざらざらのドットが大きくなりました。ざらざらで滑りにくく改善されていてとても握りやすくなりました!
これは嬉しい進化だね!
PCソフトウェア「Flydigi Space Station」
Vader 4 Proの詳細設定にはPCソフトウェア「Flydigi Space Station」が必要です。
「Flydigi Space Station」のダウンロードはこちら↓からどうぞ。
- プロファイル
- CZボタン/背面ボタンの割り当て
- スティック
– 反応曲線
– デッドゾーン
– 円形アルゴリズム
– キャリブレーション - ジャイロセンサー
- トリガー
Switchで使ってみる!
Nintendo Switch でゲームをプレイしてみました。
ジャイロが重要なスプラトゥーンでも、問題なく快適に遊ぶことが出来ました。
ジャイロ感度は手の動きにしっかり反応していますが、プロコンに比べるとぐるぐる回したときがすこ〜しだけ重たい感じがしました。
とにかく、ABXYボタンの押し心地と、トリガーのマウスクリックの操作感が最高です! 前面のC/Zボタンに、ナイスやカモンの十字ボタンを割り当てると、スティックから指を離さずに、ナイスやカモンができるので、これおすすめです!
スティックのテンションも、ちょっと硬いな〜とか柔らかいな〜と感じたら、ゲームプレイ中にさっと変更できるのがめちゃくちゃ便利。
ジャイロは少し気になるところでしたが、プレイ中に遅延や違和感は特に感じずプレイできました。
ジャイロが重要なゲームでも、楽しく遊べるコントローラーだね!
PCで使ってみる!
パソコンに接続してゲームをプレイしてみました。
フォートナイトでは、ジャイロの機能が使えるよう、PCソフトウェアでジャイロセンサーをオンにしてプレイしてみました。
やっぱり、ボタンの押し心地や、マイクロスイッチのトリガーの押し心地がよく、FPSやTPSの操作がめちゃくちゃしやすいです!
あと感動したのが、ジャイロセンサーです! 私はフォートナイトでジャイロを使用するのですが、PCフォートナイトのジャイロに対応しているコントローラーはなかなか少なく、ジャイロが使えたとしても感度がイマイチ……というものが多いのですが、このVader 4 Pro。ジャイロセンサーの感度がめちゃくちゃいいです!
Vader 3 Pro のジャイロセンサーは動きが遅い感じがしていまいちだったので、Vader 4 Pro も正直あまり期待していなかったのですが、かなり操作しやすいです!
良いところ・残念なところ
Vader 4 Pro の良いところ・残念なところです。
- ABXYボタンは「マウスのような押し心地(マイクロスイッチ)」
- ポーリングレート 1000Hz(有線接続/無線接続)
- スティックのテンションが調節可能
- スティックは「ホールエフェクトスティック」
- 前面に C/Z 2つの割り当てボタン
- 切り替えスイッチでトリガーを「トリガー式・ボタン式」に切り替え可能
- 背面ボタン4つ搭載
- PCソフトで詳細カスタマイズ可能
- 背面ボタンの内側ボタンが少し押しにくい
- PCソフトウェアがMicrosoft Storeからダウンロードできない
- iOSアプリが対応していない
まとめ
今回は、Flydigi のVader 4 Proをレビューしました。
Vader 3 Pro で唯一の残念ポイントだったポーリングレートが1000Hzに改善され、APEX4 で使いづらかったスティックのテンション調節が簡単になりました。
少し背面ボタンの内側のボタンが押しにくいかな〜?という気もしますが、その他に操作面で気になることはとくにありませんでした。
マイクロスイッチの押し心地は最高だし、トリガーの切り替えも完璧! 全部盛り!という感じで、操作感や機能に関しては現時点で最強と言ってもいいコントローラーだと感じました。
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